不倫にはしる男女の共通点とは

恋愛遺伝子の不思議

いい男もいい女も、世の中には沢山います。
掃いて捨てるほど、とまではいわないにしても、不自由しない程度には転がっているものです。
そんないい男やいい女なら、誰でもいいかっていうと、そうではありません。
だから、苦労する訳です。ピピピッとくる相手はなかなか現れません。

 

結構いい男でアプローチをかけてくる奴でも、どーもね、という場合もあります。
なかなかいい女なのに、なぜかそそられないこともあります。
何でだろう。
これは、いわゆる「相性」の問題だというのは確かですが、果たして、そんな自分の直感を当てにしていいのでしょうか。
答えをいうと、自分の直感が一番信頼できます。
星占いも血液型占いも全く当てになりません。

 

直感的に惹かれたり、逆に避けたい気持ちになったりするのは、無意識的に起こる脳の判断のおかげです。
その脳が判断の手がかりにしているのが、なんと匂い
しかも、その匂いは相手の遺伝子のタイプを反映し、相性のいい遺伝子を持っているかそうでないかを嗅ぎ分けているといいます。

 

匂いといっても「あの匂い」と表現できるはっきりとした匂いではありません。
自覚はできないが、「なんとなくいい」「なんとなく違う」、そんな気分を呼び起こす「匂いみたいなもの」です。

 

こんな実験があります。
男子学生44人にふた晩同じTシャツを着て寝かせ、そのTシャツを約50人の女子学生に嗅がせて
「これ、いや!」から「なんか、いい」までの10段階評価をつけてみました。
もちろん、男子学生を女子学生をお互い見ず知らずで、実験の時もいっさい接触させない。
誰が着たのか、誰が嗅いだのか、いっさい秘密です。
そして驚くべきことが解りました。
MHCというひと魂の遺伝子に着目し、遺伝子の型を男子学生と女子学生とで対照してみると、「これ、いや!」と女子学生が答えたTシャツは、当の女子学生のMHCと共通のMHCを持っている男子学生が着ていたものでした。

 

一方「すてき!」と感じたTシャツは、嗅いだ本人とはMHC型がまるで似ていない相手の着ていたものでした。

 

早い話、MHC型が自分と似ていない男の「匂いみたいなもの」に女性は好感を持つ、というわけです。

 

見たことも会ったこともない男性の、それも「匂い」とはいいがたい仄かな感覚で相手の遺伝子を見極める、そんな超能力じみた離れ業を日々無意識にやっているのです。
ところでこのMHC。
もとをただせば臓器移植の時に、臓器をあげる人ともらう人の相性を決める遺伝子として見つかったものです。
人間に限ってHLAとも呼ばれるので、こちらの名前を耳にしたことがある人もいると思います。
移植をしても相性が悪いと免疫系が異物とみなして移植された臓器を潰してしまします。
拒否反応だ。
自分の体の一部なのかよそ者なのかを免疫系が識別する時、MHCが同じか違うかで判断をします。
なので、MHCはいってみれば体のネームプレート。
臓器移植では、MHCが完全に一致しないと拒否反応が起こります。
MHC型の違いの違いが大きくなることにつれて拒否反応は激しさを増します。
ですが、MHC型が完全に一致するアカの他人は2~3万人にひとりです。

 

このように、惹かれあうということは何らかの遺伝的なものも存在し、きってもきれない関係というがあるのです。
不倫についても、本当はいけないことと解っていても、惹かれあい、結ばれてしまうのです。